参議院選挙闘争の折り返し

福山哲郎さん演説会

                                   

 連日猛暑の中闘われている参議院選挙の、ちょうど折り返し点である72日(土)、午後7時からホテルルビノ京都堀川で福山哲郎さんの演説会が開催されました。平井としき京都府議会議員、片桐直哉市会議員主催で、当初150人ほどを予定していた会場が300人を超える市民が集まり、立ち見が出るほどの盛況でした。

 最初の弁士は、同日午後4時に京都タワー前の演説会に登壇した蓮舫さんが、そのまま駆け付けました。「自分の東京選挙区もあるけど、福山さんはどうしても必要な人だから応援にきた。岸田首相はもっとよい人かと思ったが、何も決断せず、何も実行せず、私たちの質問には全部『検討します』としか言わない。この物価高、人々は苦しんでいる。節電ポイントより賃上げを!」と明快な言葉を残し、足早に帰っていきました。

 2番目は、連合京都会長の廣岡和晃さん。会長4年目で、労働相談、くらしの相談を多く受けてきた。困っている人々を助けるためには法律が大事であり、そうした声を福山哲郎さんにしっかり届けてもらいたいと訴えました。

ここで、立候補者本人、福山哲郎さんが会場に到着し、満場の拍手で迎えられました。

 3番目に登場したのは、なんと、この間TVも何度かお見かけした指宿昭一さん。名古屋入管で亡くなった、ウィシュマ・サンダマリさんの弁護を引き受けた人権派弁護士です。「いてもたってもいられなくて東京から駆け付けた。福山哲郎さんには必ず当選してもらわないと困る。ウィシュマさんの件、どれほど陰で力になってくれたかわからない。自分で自分の成果を誇示しないから、市民、国民、学生も彼の貢献を知らないが、本当に必要な人であり仲間でもある」と、切実さが伝わる応援をしました。

 

 

 次に、福山選対の責任者である、山井和則衆議院議員が「京都のことは京都できめよう。大阪から京都市役所前に現職の知事がのりこんで、京都の悪口を平日に公然としゃべる非常識は許せない」と、普段温厚な山井さんでありながら、危機感をにじませて訴えました。

 

 そしていよいよ、福山哲郎さん本人の訴えです。「こんなに支えてもらって、感謝しかない。人権のことを一生懸命やっている方々が、今日はたくさん来られている。指宿先生が来たのは偶然というよりも天の采配と思う。賃上げも、成長もしなかったアベノミクス(賃上げはアメリカ30%、韓国11%、日本はたったの1.3%)、このままでいいのか。賃金を上げ、税金を下げ、やっと経済を動かしていける。野党に力があれば、変えられるし、人々を守る改革を実現することもできる。核兵器を所持する3か国に囲まれているのが日本だ。何があっても戦争を回避するのが政治家の役割と思っている。どうか、勝たせてほしい」。と誠実かつ真摯な訴えをされました。

 最後に、会の主催である平井としき府議会議員があいさつし、本日のお礼と同時に「政治は弱い人のため、98%の人々のためにある。改革もよいが、一方的な民営化ではなく市民と一緒に考えることが大切だ。福山哲郎さんを応援できない京都ではいけない。期日前投票も含めて、なんとか周りの人にもう一声呼び掛けて福山さんの票を積み上げて」と再度お願いして、閉会しました。